20代の「お金の不安」とは?
就職して間もない若者が感じる将来の不安──それは「貯金してるのに、全然お金が増えない」こと。
毎月の給料から数万円を貯金に回しても、金利はほぼゼロ。
リコが登壇するお金のセミナーに集まった社会人1~3年目の若者たちは、口をそろえてこう言う。
「投資って怖いイメージがある」 「何から始めていいか分からない」 「元本割れが心配」
リコはそんな彼らに、まずこの言葉を贈る。
「怖いのは“投資”じゃないの。“無知”なのよ」
銀行預金と投資、20年後の差
月3万円を銀行に預け続けた場合と、年利5%で運用した場合を比較してみよう」
- 銀行預金(利子0.001%) → 約720万円(実質ほぼ元本のみ)
- 年利5%の投資信託 → 約1,230万円(+510万円)
リコはホワイトボードにグラフを描きながら説明する。
「毎月3万円でこれだけの差。投資って“お金がある人の話”じゃない。“時間を味方につけた人の話”なのよ」

20代が選ぶべき制度とは?
積立NISA(つみたてNISA)
- 年間40万円まで、最大20年間非課税
- 投資信託の利益に税金がかからない
- 金融庁が厳選したファンドのみ対象
iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 掛金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 60歳まで引き出せないが、老後資金形成に最適
「これらは国が“お金増やしていいよ”と背中を押してる制度。利用しない手はないでしょ」
投資初心者がやりがちな3つのミス
1.一気に大金を投じて失敗する
→リコ「投資はマラソン。短距離走じゃないの」
2.SNSで話題の“バズ銘柄”に飛びつく
→リコ「他人の利益はあなたの損かもしれない」一気に大金を投じて失敗する
3.損したらすぐにやめる
→リコ「“評価損”は未確定。売って初めて“損”になるのよ」
おすすめの投資スタイル【データ編】
ここでは、実際のシュミレーションを見てみよう。
- 年齢:25歳
- 月額投資額:3万円
- 利回り:年5%
- 投資期間:20年間
→ 結果:元本720万円 → 運用益510万円 → 合計1,230万円超
これが“複利の力”。
「毎月スタバ1杯+αを我慢するだけで、老後はかなり楽になるの」
副業×投資という黄金タッグ
リコが推奨するのは「副業で得た収入を投資に回す」戦略。
- 本業:生活資金の確保
- 副業:投資原資の確保
このスタイルなら「生活を崩さず、投資を育てられる」
リコからのまとめメッセージ
「投資は“才能”じゃない。“仕組み”なのよ」
「仕組みに早く乗った人が、20年後に“豊かな日常”を手に入れるの」
「怖い」「難しい」「失敗が心配」──それでも、最初の一歩を踏み出すこと。
リコが笑顔で言った。
「20年後、“なんでもっと早く始めなかったんだろう”って、思ってもいいの?」
あなたは、どう答える?
もしもリーマンショック級の暴落が起きたら?
リコは受講者からの質問にこう答える。
「暴落は“投資の終わり”じゃない、“割引セールの始まり”なの」
実際、リーマンショックやコロナショック後に市場は回
インフレと投資の関係
インフレとは、お金の価値が下がること。
「昔は100円で買えたアイスが、今は150円。それがインフレよ」
預金しかしていないと、実質資産は目減りする。だからこそ、物価と連動する投資商品(インデックスファンドなど)を活用することで、資産を守れる。
結婚・子育てと投資の両立
リコ:「結婚後も“子どもができたら投資は止める”という人、多いけど…それ逆よ」
- 教育費やマイホーム資金を準備するには、逆に“積立”を止めないことが大事
- 学資保険よりインデックス型投資信託が成績良なケースも
「家庭の未来も、お金の未来も、同時に育てようね」
老後2,000万円問題と投資の関係
話題となった「老後資金2,000万円問題」も、20代からコツコツ始めていれば、対策は可能。
- 月3万円、年5%運用 → 20年で約1,230万円
- 30年で約2,490万円にも
「20代から始めたあなたには、“不安”じゃなく“余裕”が待っている」
リコが語る“豊かさ”の定義
「お金は目的じゃない。“選択肢”よ」
投資を通じて得られるのは“選べる自由”。
- 転職の自由
- 働き方の自由
- 人間関係の自由
リコは講演の最後にこう語る。

「未来の自分に“ありがとう”って言われるように、今日一歩踏み出そう」
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