こんにちは。立花リコ、リコです。
今回は「リコが教える投資講座」番外編です。
これまでこの連載では、株式投資やNISA、資産形成など、「すでに存在する投資商品」を中心に見てきました。【リコが教える投資講座 vol.1】投資の始め方入門ガイド!ゼロから始める資産運用
でも今回は、少し方向を変えます。
テーマは――
「自分で仮想通貨を作ったら、どうなるの?」
です。
買う側ではありません。
作る側です。
「そもそも個人が仮想通貨なんて作れるの?」
「プログラミングができなくても作れる?」
「いくら必要?」
「作ったあと、それはどうなる?」
「誰にも買われなかったら?」
そして一番気になるところ。
本当に価値がつくことなんてあるのでしょうか?
そこでヤバりみ!編集部では、これを単なる解説記事で終わらせず、
自分たちで調べる → 実際に試す → その結果を公開する
という実験連載にすることにしました。
今回は、その第1回です。
そもそも個人で「仮想通貨」は作れる?
最初に調べたのはここでした。
結論から言えば、ブロックチェーン上で独自のトークンを作ること自体は、現在では個人にも可能です。
たとえばSolana公式の解説でも、Solana上では誰でもトークンを作成できると説明されています。Solana
しかも2026年現在、「トークンを作る」という技術的な入口そのものは、以前よりかなり低くなっています。
最近のミームコイン作成に関する解説を見ると、Solanaなどのブロックチェーン上で、ノーコード型のサービスを利用してトークンを作る方法まで紹介されています。dextools.io
つまり、
「仮想通貨を作る=巨大な開発会社と天才プログラマーが必要」
とは限らなくなっているわけです。
これは、かなり面白い。
「仮想通貨」と「暗号資産」は違うの?
ここは最初に整理しておきます。
この記事では検索時に一般的に使われる「仮想通貨」という言葉も使いますが、日本の法令上の呼称は**「暗号資産」**です。
金融庁によると、2020年5月1日施行の改正資金決済法によって、法令上の呼称は「仮想通貨」から「暗号資産」へ変更されています。金融庁
さらに注意したいのが、
「トークンを技術的に作れる」ことと、「それを販売したり、交換サービスを運営したりできる」ことは別問題
だという点です。
金融庁は、国内で暗号資産と法定通貨との交換サービスを行う場合には、暗号資産交換業の登録が必要になると説明しています。金融庁
ですので、この連載でも、
作成・発行・公開・販売・交換を全部同じものとして扱いません。
実際にどこまでやるかは、その段階ごとに確認して進めます。
リコ「でも……作れるだけじゃ意味がないですよね?」

ここで、私は一つ疑問を持ちました。
仮に10分でトークンを作れたとします。
名前を決める。
ロゴを作る。
発行枚数を決める。
ブロックチェーン上に作る。
……で?
という話です。
作った瞬間に価値が生まれるわけではありません。
「誰でも作れる」のであれば、むしろ作ること自体の価値は小さくなっているとも考えられます。
2026年のミームコイン作成ガイドでも、難しいのは単純な作成そのものではなく、その後のローンチや信頼、注目を得る部分だと指摘されています。dextools.io
だったら、ヤバりみ!が調べるべきなのは、
「どうやって作るか」だけではなく、「普通の人が作った仮想通貨が、その後どうなるのか?」
ではないでしょうか。
仮想通貨を作るのに、いくらかかる?
これも今後、実際に検証します。
というのも、
「トークンを作る費用」と「取引できる状態まで持っていく費用」は同じではない
からです。
Solanaの場合でも、ネットワーク上のトランザクションにはSOLで支払う手数料があります。Solana公式は基本手数料を署名あたり5,000 lamportsと説明しています。Solana
一方、外部の作成サービスを利用すればサービス利用料が発生する場合がありますし、その先でDEXなどで取引可能な状態を作るなら、流動性など別の問題も出てきます。
つまり、
「数百円・数千円でコインが作れる」
という話だけを見ても、本当の総費用は分かりません。
そこでこの連載では、後の回で実際に必要になった金額を記録します。
じゃあ、何を作るの?
まだ決めません。
ここは重要です。
この第1回を書いている段階では、
コイン名も、発行枚数も、使用するブロックチェーンも確定していません。
Solanaにするのか。
Ethereum系にするのか。
Baseなど別のネットワークを検討するのか。
あるいは実際に調べた結果、
「これはやめた方がいい」
となる可能性もあります。
最初から結論を決めて、それに合わせて記事を書く実験にはしたくありません。
この実験で知りたい7つのこと
今回の連載で追いかけるのは、主に次の疑問です。
- 個人でも本当に仮想通貨・独自トークンを作れるのか
- プログラミングなしのノーコードでも可能なのか
- 作成・発行には実際いくらかかるのか
- Solana、Ethereum、Baseなど、どれを選ぶべきなのか
- 作ったトークンを取引可能にするには何が必要なのか
- 無名の個人が作ったものに価値がつく可能性はあるのか
- 実験終了時、使ったお金はどうなったのか
そして7番は、かなり大事です。
成功したときだけ記事にするつもりはありません。
0円なら0円。
費用だけかかって終わったなら、それも公開。
途中で「法的・技術的・安全上ここから先へ進まない方がいい」と判断した場合も、それ自体を結果として残します。
「作ったら儲かる」は、いったん忘れます

ミームコインという言葉を見ると、
「何百倍」
「爆上げ」
「億り人」
といった派手な話を連想する人もいるでしょう。
ですが、この連載では利益を約束しません。
「自分で仮想通貨を作れば儲かる」という企画でもありません。
むしろ知りたいのは逆です。
何の知名度もないところから、本当に作ってみたら現実には何が起きるのか。
ネット上には成功例が大量に残ります。
でも、
誰にも知られなかった。
誰にも使われなかった。
費用だけかかった。
設定を間違えた。
途中で断念した。
そういう結果も、本来は重要な情報のはずです。
だから、この連載ではそこも隠しません。
リコ「まず、“作る前”を調べます」

いきなり発行ボタンを押すことはしません。
次に調べたいのは、
どのブロックチェーンで作るのが現実的なのか。
です。
候補として調査するのは、
Solana
Ethereum
Base
など。
特にSolanaについては、現在のトークン作成・ミームコイン関連情報が非常に多く、ノーコードでの作成方法も紹介されています。dextools.io
しかし、「簡単だから」という理由だけで決めるつもりもありません。
費用。
安全性。
ウォレット。
スマートコントラクト。
トークン発行。
流動性。
DEX。
そして日本国内で実際に行う場合に注意すべき制度。
このあたりを順番に確認します。
次回:仮想通貨を作る費用、本当はいくら?
次回は、いよいよ具体的なお金の話です。
「仮想通貨を作る費用はいくら? ミームコイン発行に必要なお金を本気で計算してみる」
を予定しています。
「トークンを作るだけ」
「ブロックチェーンに記録する」
「取引できる状態にする」
では、必要なお金が違います。
そこで、
最低いくらから実験できるのか。
そして、
ヤバりみ!が実際に使ってもいい実験予算はいくらなのか。
ここを決めます。
その先で条件が整えば――
本当に作ります。
成功するかは分かりません。
むしろ、何も起きない可能性もあります。
だから実験します。
リコの投資講座・番外編。
「自分で仮想通貨を作ったら、どうなる?」
次回へ続きます。
この連載について
本記事は、暗号資産・ブロックチェーンについて調査・検証する実験記事です。特定の暗号資産の購入を推奨するものではなく、投資助言、利益保証、価格上昇の保証を行うものでもありません。暗号資産には価格変動その他のリスクがあります。
実際の発行・販売・交換などを検討する場合には、日本国内の法令・規制および利用サービスの最新条件を確認したうえで進めます。
金融庁による暗号資産制度の案内はこちらです。


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